出産を機にヲタ活を休んだ母親が、なにわ男子と大吾ちゃんに元気をもらう日々を描いた創作エッセイです。暮らしが変わっても残る「大好き」を、10の場面で綴ります。
OSHIKATSU COLUMN
出産してヲタクを休止した母へ|元気をくれるなにわ男子と、大好きな大吾ちゃん
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この記事の概要
出産を機にヲタ活を休んだ母親の気持ちを描く創作エッセイ。なにわ男子と西畑大吾に元気をもらいながら、自分のペースで「大好き」を大切にする10の場面。

1.ヲタクを休んだ日、嫌いになったわけじゃない
子どもを産んで、私の一日はすっかり変わった。時計を見て番組を待っていた夜が、次にいつ眠れるかを考える夜になった。なにわ男子のお知らせを開けないまま、日付が変わることもある。だから、ヲタ活は少しお休み。そう決めたけれど、好きだった気持ちまで片づけたわけではなかった。今は手が届かない場所に、大切に置いているだけだった。
2.子どもは大切。でも、くたくたになる日もある
小さな寝顔を見ると、愛おしさで胸がいっぱいになる。それでも、抱っこをして、着替えを用意して、気づけば自分の飲み物は冷めている。かわいいと疲れたは、同じ日に何度もやって来た。どちらか一つだけが本当の気持ちではない。うまく説明できないまま過ぎた夜、ふと、何も考えずになにわ男子を見て笑っていた時間を思い出した。
3.追いつけない情報に、少しだけ寂しくなった
久しぶりに公式のお知らせを見ると、知らない写真や見逃した番組が増えていた。以前ならすぐに話せたことが、今は分からない。そんな自分を寂しく思う日もあった。でも、全部を知らないからといって、好きだった時間までなくなるわけではない。追いつこうと画面を送り続けるのをやめて、その日いちばん見たかった映像を一つだけ選んだ。
4.一曲の途中で、私の顔がゆるんだ
家族に子どもを見てもらえた短い時間、なにわ男子の曲を再生した。久しぶりの歌声を聴きながら、気づけば自分も少し口ずさんでいた。洗い物が終わったわけでも、明日の予定が片づいたわけでもない。それでも、さっきまでとは少し違う気持ちで椅子から立てた。たった一曲が、忙しい一日に「私が好きなものを楽しんだ時間」をつくってくれた。
5.やっぱり目で探す、大好きな大吾ちゃん
なにわ男子を見ていると、自然に大吾ちゃんを探してしまう。西畑大吾の姿が映っただけで、ああ、やっぱり好きだなと思った。久しぶりだからと身構える必要も、休んでいた理由を説明する必要もなかった。画面の中の笑顔を見て、私も笑う。それだけのことが、妙にうれしい。ずっと遠くへ行ってしまったと思っていた楽しみが、すぐそばに戻ってきた。
6.元気をもらうことに、点数はいらない
なにわ男子を見たからといって、毎日明るくなれるわけではない。大吾ちゃんの映像を開く元気もなく、早く眠りたい日だってある。それでも、見たい日に笑顔をもらえる場所があることが心強かった。昨日は一曲、今日は何も見ない。そんなばらばらな楽しみ方でもいい。元気になれた量を測らず、その日にうれしかったことを一つずつ受け取っていこうと思った。
7.母になった私にも、好きなものがある
子どものことを考える時間が増えて、誰かに話す内容も育児のことが中心になった。そんな中で「大吾ちゃんが好き」と思う時間には、母という役割だけではない私がいた。子どもを大切にしたい気持ちと、自分の好きなものを楽しみたい気持ちは、一緒に持っていていい。なにわ男子の歌を聴きながら、そうやって少しずつ、自分の楽しみを思い出していった。
8.昔と同じヲタ活に、戻らなくてもいい
新しいものを全部買ったり、放送時間に合わせて予定を立てたり。今の私には難しいこともある。けれど、それを以前の自分との勝ち負けにしなくていい。見られる日に映像を楽しみ、気になる曲を聴く。家族と時間を相談して、自分に無理のない予定を選ぶ。休止する前と同じ形ではなくても、今の暮らしに合う応援の仕方を見つけられたら、それで十分だ。
9.いつか会いに行けたら。その楽しみを残す
いつかまた、コンサートへ行けたらいいな。そう思うだけで、少し先の未来に楽しみができた。すぐに日程を決めなくても、必ず行くと約束しなくてもいい。家族の予定や自分の気持ちに合うときが来たら、そのとき考えよう。今は家で歌を聴き、大吾ちゃんの姿を見てうれしくなる。その時間も、誰かと比べる必要のない、私にとっての大切な推し活だった。
10.なにわ男子、そして大吾ちゃん、ありがとう
子どもを産んでヲタ活を休んだ私は、好きな気持ちまでなくしてはいなかった。毎日を過ごすうちに、その気持ちを取り出せる日が少しずつ戻ってきただけだ。いつも元気をくれるなにわ男子。そして大好きな大吾ちゃん。これからも、見られるときに見て、聴けるときに聴いて、心の中で応援していたい。母になった私の日々にも、この「大好き」を置いておこう。