西畑大吾さんへの想いを、誕生日前夜のファンの一人称でつづるエッセイです。夢の場面は想像として描いています。画像は非公式イメージイラストです。
明日は私の誕生日
明日は私の誕生日。そう思うだけで、いつもの夜が少し違って見える。部屋の明かりも、窓の向こうの景色も、何度も眺めているスマートフォンの画面も、今日はどこか優しく感じられる。特別な予定がぎっしり詰まっているわけではなくても、一年に一度の自分の日を迎える前には、胸の奥で小さな期待が膨らんでいく。
そんな今夜、いちばん素直に浮かんできた願いがある。大吾ちゃんのハッピースマイルが、夢の中に出ますように。なにわ男子の西畑大吾さんのことを、いつものように心の中で「大吾ちゃん」と呼んでみる。それだけで口元が緩んで、さっきまで考えていた細かな心配事から、ほんの少し気持ちが離れていく。
豪華なプレゼントを想像するより先に、大好きな笑顔が浮かぶ。自分でも可笑しいけれど、それが今の私の正直な気持ちなのだと思う。明日の私が、今日より少し機嫌よく笑っていられたらうれしい。その始まりに、大吾ちゃんの笑顔がそっと寄り添ってくれたら。そんなささやかな願いを抱えながら、誕生日前夜を過ごしている。
ウィンクしてくれた大吾ちゃんが忘れられない
思い出すたびに胸がきゅっとなるのは、あのウィンク。「ウィンクしてくれた大吾ちゃん、大好き」。長い説明をしようとしても、結局はこの一言に戻ってしまう。可愛かった、格好よかった、うれしかった。その全部が一度に押し寄せて、うまく言葉にできないまま、何度も同じ場面を心の中で見つめてしまう。
ほんの一瞬の表情なのに、記憶の中では不思議なくらいゆっくりになる。片目を閉じたあの仕草と、そこから感じたときめき。私にとって大切なのは、あの瞬間に自分の心がぱっと明るくなったことだ。うれしくて、照れくさくて、誰かに話したいのに、しばらく自分だけの宝物として取っておきたくなる。
日常に戻ってからも、そのときめきは消えなかった。何かの拍子に思い出して、つい笑ってしまう。忙しい時間の合間にも、少し疲れた帰り道にも、心の中にそっと取り出せる思い出がある。それは写真やグッズとはまた違う、形のない宝物。明日ひとつ年を重ねても、あのウィンクを思い出して浮かれる私は、きっと変わらずここにいる。
私にとってのハッピースマイル
「ハッピースマイル」という言葉が、今夜はとてもよく似合う。これは私が大吾ちゃんの笑顔に感じている幸せを、そのまま呼んだ言葉だ。見ているこちらまで笑顔になってしまうこと。重たかった気持ちが、少し軽くなること。何かいいことがありそうだと、理由もなく思えること。その全部をまとめるなら、やっぱりハッピースマイルになる。
笑顔を好きになる理由は、毎回同じとは限らない。元気いっぱいの表情に励まされる日もあれば、ふっと力の抜けたような笑顔にほっとする日もある。格好いいと思って見ていたはずなのに、次の瞬間には可愛いと感じてしまう。その忙しさまで楽しくて、好きという気持ちの置き場所が、心の中で少しずつ増えていく。
もちろん、笑顔を見れば悩みがすべてなくなるわけではない。それでも、しかめっ面のまま過ごすはずだった数分が、うれしい時間に変わることはある。今日を終える前に一度でも笑えたら、それは私にとって十分に大きなことだ。誕生日を迎える夜には、その小さな幸せをいつもより丁寧に数えていたい。
誕生日の前には、自分にも優しくしたい
誕生日が近づくと、この一年に何ができたのだろうと考えることがある。楽しかったことだけでなく、思うように進まなかったことや、あと少し頑張れたかもしれないことまで浮かんでくる。年齢をひとつ重ねる日なのに、つい自分に成績表をつけたくなる。でも今夜くらいは、厳しい採点を少しお休みにしてもいいのかもしれない。
ここまで毎日を過ごしてきた自分に、「お疲れさま」と言ってあげたい。誰にも気づかれなかった小さな頑張りも、自分だけは覚えていてあげたい。大きな成果として説明できなくても、やるべきことに向き合った日や、気持ちを立て直した夜には、それぞれの重さがあった。全部を上手にできなかったからといって、その時間までなくなるわけではない。
そして、その一年のどこかに、大吾ちゃんを見て笑った私がいる。ときめいて、元気をもらって、また明日も頑張ろうと思った私がいる。誕生日は、何かを達成した人だけに訪れる日ではない。今の自分のままで迎えていい日だと思うと、肩の力が抜ける。好きな人の笑顔を思い浮かべながら、自分のことも少し好きになって眠れたら素敵だ。
年を重ねることを考えると、昔の自分と今の自分の違いに目が向く。でも、大好きな人の仕草ひとつでこんなにも心が弾むことは、これからも大切にしていたい。落ち着いていなければ、しっかりしていなければと思う日々の中にも、思わず頬が緩む時間があっていい。誰にも遠慮せずにうれしいと感じる、その素直さを忘れたくない。明日の私は、今日の私よりひとつ年上になる。けれど、そのことを難しく考えすぎず、新しい一年にも好きなものがある幸せを連れていこうと思う。誕生日の夜に今日を振り返ったとき、特別な出来事の数よりも、何回笑えたかを思い出せたらいい。そしてその中に、大吾ちゃんを思って笑った瞬間がひとつでもあれば、私らしい誕生日になったと言える気がする。今夜のこの気持ちを、明日の私にも渡したい。胸が温かくなるような、ささやかな贈り物として。
夢の中なら、どんな誕生日になるだろう
もしも今夜、夢の中に大吾ちゃんが出てきてくれたら。そう考え始めると、眠る前なのに想像ばかりが元気になってしまう。夢の舞台は、きらきらした場所でも、何でもない道の途中でもいい。大切なのは景色の豪華さではなくて、そこにあの笑顔があること。夢の中の私が気づいた瞬間、きっとそれだけで幸せな場面になる。
ここからは、私の小さな空想。大吾ちゃんがにこっと笑って、夢の中の私に「お誕生日おめでとう」と言ってくれる。私はうれしすぎて、気の利いた返事もできずに、ただ笑ってしまうかもしれない。それでも最後には「ありがとう」と伝えたい。夢だからこそ、普段は胸の中にしまっている感謝を、まっすぐ言えたらいいなと思う。
さらに欲張るなら、もう一度だけウィンクを。そんな場面を想像すると、自分でも願い事を盛り込みすぎだと笑ってしまう。でも誕生日前夜なのだから、今夜くらいは少し夢見がちでもいい。これは現実の約束ではなく、眠りにつく前の楽しい想像。叶うかどうかはわからないからこそ、枕元にそっと置いておきたくなる。
大好きの気持ちを、誰かと比べなくていい
推しを好きでいると、ほかの人の楽しそうな話が目に入ることもある。素敵な思い出や、可愛く飾られたグッズを見て、一緒にうれしくなる日もあれば、自分は十分に応援できているのかなと考えてしまう日もある。けれど誕生日を前にして、改めて思う。私の「大好き」は、誰かの楽しみ方と並べて点数をつけるものではない。
たくさん言葉にできる日も、静かに眺めているだけの日もある。忙しくてゆっくり追いかけられないときだって、好きな気持ちまでなくなるわけではない。自分の暮らしの中で、無理なく大切にできる場所をつくればいい。長く楽しんでいきたいからこそ、私自身の毎日も、同じくらい丁寧に扱っていたいと思う。
あのウィンクを思い出してうれしくなる。その気持ちは、それだけで十分に私らしい応援の一部だ。誰かに証明しなくても、上手な感想を書けなくても、心が動いたことは本当だから。新しい一年も、背伸びをした応援より、自分の言葉で「今日も大好き」と思える時間を重ねていきたい。その方がきっと、笑顔でいられる気がする。
明日の私へ、小さなお祝いを用意する
明日は、自分がうれしくなることをひとつしてみよう。大げさな計画でなくてもいい。好きな飲み物を選ぶことでも、いつもより丁寧に身支度をすることでも、気になっていたお菓子をひとつ買うことでもいい。誕生日だから何か特別なことをしなければ、と力むより、自分の「うれしい」に素直になれる日にしたい。
その時間に、大吾ちゃんを思い浮かべて笑えたらなおさら幸せだ。好きな音楽を聴きながら、今日までの自分を労う。赤い小物を手に取って、なんとなく気分を上げてみる。日常の中に小さなお祝いの印を置くだけで、同じ一日でも見え方が変わるかもしれない。誰かに見せるためではなく、自分が喜ぶための準備をしたい。
誕生日が理想どおりに進まなくても、それだけで残念な一日に決めつけたくはない。忙しい時間の合間にひと息つけたとか、好きなものをおいしいと感じられたとか、小さな場面を拾っていけばいい。最後に「今日は私の誕生日だったね」と自分に笑いかけられたら、きっと十分。大吾ちゃんの笑顔を思い出しながら、その一日を始めてみたい。
大好きだからこそ、ありがとうも伝えたい
「大吾ちゃん、大好き」。その言葉の隣には、いつも「ありがとう」がある。ときめく気持ちをくれたこと。笑顔を思い出すだけで、何でもない時間が少し楽しくなったこと。明日の誕生日を考えながら、こんなふうに幸せな想像をしていられること。私の暮らしの中に生まれた小さな喜びに対して、自然と感謝の気持ちが湧いてくる。
好きな人を応援するというのは、相手の姿を見つめながら、自分の気持ちにも気づいていくことなのかもしれない。私はこんな表情に弱いんだとか、こんな瞬間に元気になるんだとか。日々の忙しさで後回しにしていた自分の好みを、ひとつずつ思い出していく。大吾ちゃんを好きでいる時間は、私にとってそういう楽しさも持っている。
だから、これからも笑顔で応援していきたい。自分の期待を全部背負ってほしいのではなく、届けてくれるものをその都度、自分なりに受け取って楽しみたい。大好きだと思える相手がいることは、当たり前のようでいて、私にはうれしいことだ。誕生日を迎える前に、その気持ちを照れずに言葉にしておきたい。いつも心に楽しみをくれて、ありがとう。
眠る前に、今日の幸せをひとつ残す
そろそろ眠る支度をしようと思うのに、ついもう少しだけ起きていたくなる。誕生日までの時間を数えたり、明日の朝を想像したりしていると、今夜を終わらせるのが少しもったいない。でも、気持ちよく明日を迎えるために、今日はちゃんと休みたい。楽しい想像はここで終わりにせず、そのまま夢の入口まで持っていけばいい。
スマートフォンを置く前に、心の中で今日の幸せをひとつ選ぶ。大吾ちゃんのウィンクを思い出して笑えたこと。それを「大好き」と素直に言えたこと。そんな小さな出来事でも、今夜の私には大切な記録になる。忘れないように短い言葉にしておけば、明日読み返したときにも、きっと今の温かい気持ちを少し思い出せる。
夢は思いどおりに選べないし、朝になったら何も覚えていないかもしれない。それでも、この夜がつまらなくなるわけではない。笑顔に会えたらいいなと願っている今の時間が、すでに楽しいから。もし夢の中で会えなかったとしても、目が覚めた私は誕生日を迎えている。新しい一日の始まりに、また大好きな笑顔を思い出せばいい。
今夜の願いは、大吾ちゃんの笑顔
明日は私の誕生日。これから始まる一年がどんな日々になるのか、今はまだわからない。うれしい日ばかりではなく、考え込む日や、うまく笑えない日もあると思う。それでも、小さな楽しみを見つける気持ちは持っていたい。今日の私が大吾ちゃんのウィンクを思い出して笑ったように、未来の私にも、ふっと心がほどける瞬間がたくさんありますように。
大吾ちゃんを好きだと思う気持ちも、自分の毎日を大切にしたい気持ちも、一緒に連れていこう。誰かと比べず、急がず、自分の歩幅で新しい一年を過ごしていきたい。そして、ときめいたときには素直にときめいて、うれしいときにはちゃんと笑いたい。誕生日の願い事は、考え始めるといくつも出てくるけれど、今夜の最後はやっぱりひとつに決まっている。
大吾ちゃんのハッピースマイルが、夢の中に出ますように。ウィンクしてくれた大吾ちゃん、大好き。そう心の中でつぶやいて、今日の私におやすみを言う。明日の朝、夢の続きを覚えていても、覚えていなくても、この温かい気持ちと一緒に目を覚ませたらうれしい。新しい一年の最初の日を、私らしい笑顔で迎えられますように。
