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国民的アイドルSMAPの解散が衝撃的だった理由|今も心に残る10の記憶

/ 掲載:OSHIKATSU

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この記事の概要

SMAPの解散はなぜ衝撃的だったのか。2016年の解散発表と活動終了、SMAP×SMAPの最終回、名曲と5人の個性を10項目で振り返り、国民的アイドルが日常に残した大きな存在感を考えます。

5本のマイクが並ぶステージ。SMAPの思い出をテーマにした非公式イメージイラスト。

「SMAPが解散する」。その知らせを、すぐには現実として受け止められなかった人もいるだろう。テレビをつければ誰かが出演し、歌を聴けば思い出がよみがえる。長年応援してきたファンにとってはもちろん、日常の中で自然と5人を見ていた人にとっても、SMAPは特別な存在だった。

2016年8月14日に年内の解散が発表され、同年12月31日をもってグループ活動は終了した。このコラムでは、確認できる出来事を振り返りながら、その知らせがなぜこれほど重く感じられたのかを十の視点で考える。「国民的アイドル」という言葉に込められた、作品や思い出の広がりを見つめ直したい。

1.終わりを想像していなかった存在だった

好きな番組にも、好きなグループにも、必ず同じ形で続くという約束はない。それでも、長い時間を共にした存在ほど、次も会えることを前提にしてしまう。SMAPの解散が衝撃的だった理由の一つは、その前提が揺らいだことにあるのではないだろうか。

来週も5人のやり取りを見られる。いつかまた新しい曲を聴ける。次のライブを楽しみにできる。そうした未来を思い描いていた人にとって、解散は過去の活動に区切りがつくことだけを意味しなかった。楽しみにしていた「これから」の形まで変わってしまう知らせだった。驚きに寂しさが重なったのは、それだけ彼らが生活に溶け込んでいたからだと思う。

2.解散発表の日と、活動を終えた日は違う

SMAPの解散が発表されたのは2016年8月14日。活動を終える日として示されたのは、同じ年の12月31日だった。当時の発表を伝えた報道には、中居正広、木村拓哉、稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾それぞれのコメントも掲載されている。

発表から年末まで時間があったとしても、気持ちが同じ速さで追いつくとは限らない。日付として理解することと、5人がグループとして並ぶ日常が終わると実感することは別だからだ。当時の出来事を振り返るときも、発表と活動終了を一つにせず、それぞれの日付を確かめておきたい。当時の解散発表報道から、その経緯を確認できる。

3.デビューから積み重ねた時間の長さ

ビクターの公式作品情報では、「Can't Stop!!-LOVING-」の発売日は1991年9月9日と記されている。2016年は、そのCDデビューから25年という節目だった。長く聴いてきた人にとって、この年月は単なる活動年数ではない。学生だった頃、働き始めた頃、家族が増えた頃と、人生の場面が重なる時間でもある。

ファンになった時期が違えば、最初に好きになった歌や、印象に残る姿も違う。それほど多くの入り口があったことが、SMAPという存在の大きさを物語っている。解散の知らせで昔の自分まで思い出した人がいたとすれば、それはグループの歩みを、自分の生活の記憶と一緒に受け取っていたからではないだろうか。

4.歌を聴くと、自分の思い出まで戻ってくる

「夜空ノムコウ」「らいおんハート」「世界に一つだけの花」。曲名を見ただけで、メロディーや当時の景色を思い浮かべる人もいるだろう。「SHAKE」や「オリジナル スマイル」の明るさを思い出す人もいれば、「オレンジ」や「STAY」を大切に聴いてきた人もいるはずだ。

好きな一曲が同じでも、その曲に結びつく思い出は人によって違う。誰かと一緒に聴いた時間、一人で気持ちを立て直した夜。作品は、聴く人それぞれの経験を受け止める場所にもなる。だからグループの解散は、音楽のニュースとして受け取るだけでは済まなかったのだろう。歌が残る安心と、新しい5人の歌を待つ時間が終わる寂しさが、同時にあったのだと思う。

5.『SMAP×SMAP』がつくった身近なスター像

華やかな歌のステージだけでなく、料理やコント、ゲストとの会話を通して5人に親しんだ人も多いだろう。『SMAP×SMAP』には、かっこいい姿を楽しむ時間と、思わず笑ってしまう時間が同じ番組の中にあった。遠くにいるスターでありながら、表情や掛け合いには親しみを感じられる。その距離感が魅力だった。

真剣な場面を見た後に、ちょっとしたやり取りで笑う。歌で心を動かされた後に、また違う一面を知る。一つの番組で印象が何度も広がるから、特定のメンバーが気になったことをきっかけに、グループ全体を見る楽しさへつながっていく。SMAPが身近だったという実感には、そうしたテレビの時間も深く関わっていたと思う。

6.2016年12月26日、番組の最終回が刻んだ記憶

『SMAP×SMAP』の最終回が放送されたのは2016年12月26日だった。番組終盤には、5人による「世界に一つだけの花」の歌唱が放送された。グループの活動終了日である12月31日とは別に、この放送を強く記憶している人もいるだろう。

同じ曲でも、いつ、どんな気持ちで聴くかによって響き方は変わる。いつものように歌が始まっても、その場面を見つめる側には、これまでとは違う思いがあったはずだ。画面の表情だけから本人たちの内心を決めつけることはできない。それでも、見ていた人が何を感じ、どんな時間を思い出したかは、その人自身の大切な記憶として残っている。

7.一人ずつの個性と、5人でいるときの魅力

中居正広のトークや進行、木村拓哉の演技やステージでの存在感、稲垣吾郎の落ち着いた語り口、草彅剛の芝居、香取慎吾の豊かな表現。活動当時の姿を振り返ると、5人それぞれについて、違う場面や魅力を思い出せる。

そして、個々の魅力を知っているからこそ、グループで並んだときの変化を見る楽しさもあった。一人で出演しているときとは違う表情や、ほかのメンバーの言葉を受けた反応に惹かれることがある。個人の活動に触れることと、SMAPとしての5人を見ることは、それぞれに大切な体験だった。その両方を楽しんできた人ほど、グループという場所が持つ意味を強く感じたのではないだろうか。

8.ファンの思いが、作品を聴く行動にも表れた

解散発表後の2016年8月、オリコンは「世界に一つだけの花」をはじめとするSMAPの作品がランキングで上昇したことを報じた。知らせを受け取った人たちが、作品を手に取り、もう一度歌を聴こうとした動きが数字にも表れた出来事だった。

応援の気持ちは、言葉だけでなく、音楽に向き合う行動としても表せる。ただし、何枚買ったか、どれだけ長く応援したかで、思いの深さが決まるわけではない。手元の一枚を聴き直すことも、好きな曲を家族に話すことも、その人なりの関わり方だろう。ニュースの大きさを測る数字の向こうには、一人ひとりの異なる思いがあったことを忘れたくない。

9.解散の理由を、誰か一人の物語にしない

大切な存在の活動が終わるとき、理由を知りたいと思うのは自然なことだ。なぜ続けられなかったのか、別の道はなかったのか。そうした疑問が残るからこそ、断片的な言葉や映像にも答えを探したくなる。

けれども、当時公表された内容と、第三者による推測は分けて受け止めたい。表情の一場面や切り取られた言葉だけを根拠に、誰かの本心や責任を断定することはできない。衝撃の大きさを語るために、対立の構図を作る必要もないだろう。自分が寂しかった理由や、どの作品を大切にしているのかに目を向けることでも、SMAPについて深く語ることはできる。

10.解散しても、受け取った時間は消えない

2016年12月21日には、ベストアルバム『SMAP 25 YEARS』が発売された。公式の収録曲一覧には、初期の楽曲から活動後期の作品までが並ぶ。その曲名を眺めるだけでも、SMAPの音楽にさまざまな表情があったことをあらためて感じられる。

解散の衝撃を振り返ることは、終わりだけを語ることではない。なぜこれほど好きだったのか、どんな場面で笑い、どの曲に励まされたのかを確かめることでもある。グループの活動は2016年で区切りを迎えた。それでも、作品に触れて過ごした時間や、そのときに感じた喜びまでなくなるわけではない。国民的アイドルSMAPの解散が衝撃的だったのは、多くの人が、それぞれの人生の中にSMAPとの時間を持っていたからなのだと思う。

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