OSHIKATSU COLUMN

目黒蓮に「おかえり」を伝える秋|Snow Man今期ドームツアー、9人のステージへ寄せる思い

/ 掲載:OSHIKATSU

このコラムには筆者の感想・考察が含まれます。アーティストや所属事務所の公式見解ではありません。掲載情報について

この記事の概要

目黒蓮に「おかえり」を伝えたい秋。Snow Manの今期ドームツアー『ALL SUITE』を前に、帰国報道と公式日程を整理し、歌・ダンス・9人のステージへの期待を約10,000文字でつづります。

目黒蓮の非公式イメージイラスト

2026年10月5日時点の情報に基づく、開幕前の展望コラムです。帰国・準備についての報道と、公演公式情報、編集部の期待・考察を区別して掲載しています。

アイキャッチは目黒蓮の非公式イメージイラストです。実際のツアー写真ではありません。

帰ってくる場所がある。その喜びから始まる秋

目黒蓮がいるSnow Manのステージを、また見たい。今期のドームツアーを前に、そんな思いを抱いている人にとって、この秋はいつもより少し特別な季節かもしれない。ひとりの仕事を追いかける楽しさと、仲間と同じ場所に立つ姿を待つ楽しさ。その二つが重なるとき、推し活の時間には独特の温かさが生まれる。

「帰ってきた」という短い言葉には、顔を見られてうれしいという気持ちだけでなく、待っていた日々の記憶も入っている。新しい映像が公開された日、過去のライブを見返した夜、次はいつ歌う姿に会えるだろうと考えた朝。その一つひとつを説明しなくても、たったひと言で伝えられるからこそ、「おかえり」はファンにとって大切な言葉になる。

ただし、この記事を書いている2026年10月5日の時点では、今期のドームツアーはまだ始まっていない。公式に案内されている初日は10月30日だ。本稿は復帰公演の現地レポートではなく、帰国とツアー準備を伝える報道を受けて、これからのステージに期待を寄せるコラムである。公演での発言、歌唱曲、客席の反応を、すでに起きた出来事として書くことはしない。

それでも、開幕前だからこそ言葉にできる思いはある。目黒蓮を迎えたい気持ち、グループの音楽を楽しみにする気持ち、そして一人ひとりが重ねてきた時間を大切に受け取りたい気持ちだ。「今期ドームツアーに目黒蓮が帰ってきた」という期待の中心にあるものを、ここでは舞台の見方やファンの過ごし方まで含めて、ゆっくり考えていきたい。

まず押さえたい、ツアーと帰国報道の現在地

今回のツアー名は「Snow Man DOME TOUR 2026-2027 ALL SUITE」。MENT RECORDINGの公式公演一覧には、北海道、愛知、福岡、東京、大阪の5会場が掲載されている。期間は2026年10月30日から2027年1月7日まで。掲載日程を数えると全18公演となり、秋から冬、そして新年へと続くツアーである。

目黒蓮の帰国については、『女性自身』が9月30日配信の記事で、『SHOGUN 将軍』シーズン2の撮影を終えて9月中旬に帰国し、10月末からのドームツアーに向けて準備を進めると報じている。この部分は同誌が関係者の話として伝えた情報であり、本人や所属先による公式の復帰声明と同じ扱いにはしない。参照した記事へのリンクは本文末にもまとめた。

ここで整理しておきたいのは、帰国したこと、仕事のために一時帰国したこと、グループのすべての活動へ参加すること、各公演へ出演することは、それぞれ別の情報だという点だ。一つの見出しだけを読んで、すべてが同時に確定したと受け取ると、後から発表される内容との間にずれが生まれてしまう。

ファンとしては、喜びを控える必要はない。うれしいものはうれしいし、会いたいと思うのも自然だ。その気持ちと、今どこまで確認できているかを分けておけば、期待を持ったまま落ち着いて続報を待てる。この記事でも、確かめられる日程は日程として伝え、舞台への願いは願いとして書いていく。

出典:MENT RECORDING・公演日程/女性自身・2026年9月30日配信記事

9人の姿に会いたいと思う理由

グループのライブを楽しみにする理由は、好きなメンバーを近くで見ることだけではない。ひとりが歌い、次のひとりが受け取り、別の場所で誰かが踊る。その連続が一曲の景色をつくっていくところに、グループならではの面白さがある。目黒蓮を待つ気持ちも、その流れの中に彼の声や動きがある場面を思い浮かべることで、いっそう具体的になる。

たとえば、お気に入りの曲を思い出すとき、メロディーだけでなく、誰がどこに立っていたかまで浮かぶことがある。センターへ進む人、その後ろで形を支える人、隣の相手と呼吸を合わせる人。視線を少しずらすだけで、同じ曲の中に別の見どころが見つかる。自分の推しを追いながら、気づけばグループ全体の配置まで覚えてしまうのも、ライブ映像の楽しいところだ。

「9人」という言葉には、こうした組み合わせへの愛着が含まれているのだと思う。ただし、それを誰かが参加していない期間の価値を低く見る言葉にはしたくない。その時々の条件の中で届けられた作品には、その時にしかない魅力がある。違う形の活動を見てきたからこそ、新しく集まったときの表現にも目を向けられる。

目黒蓮の姿を見つけた喜びと、Snow Manの音楽を丸ごと楽しむ喜びは、同じ客席の中に共存できる。彼をきっかけにグループを知った人も、長く全員を見てきた人も、それぞれの入口から同じ曲にたどり着く。今期のツアーに期待したいのは、その違いを抱えたまま一緒に楽しめる時間である。

俳優としての経験を、ステージでどう受け取るか

海外作品への挑戦と聞くと、どれほど大きく成長したのか、以前と何が変わったのかを知りたくなる。しかし、成長は必ずしも一目で分かる派手な変化として現れるわけではない。表情の切り替わるタイミング、相手の動きを受けてから反応する間、言葉を出す前の静けさ。そうした小さな部分に注目するほうが、表現を見る楽しさは深くなる。

俳優の演技とコンサートのパフォーマンスは、同じではない。役を通して物語を生きることと、本人として客席に歌を届けることには違いがある。それでも、視線や姿勢、動きを止める時間が見る人の気持ちに影響するという点では、通じ合うところがある。舞台上の目黒蓮にどんな変化を感じるかは、実際の表現を見てから、自分の言葉で考えたい。

ここで先回りして「海外で演技力が飛躍したからライブも必ず変わる」と決めてしまうと、作品の見方が狭くなる。変化を探すことに夢中になり、変わらず好きだった魅力を見落とすかもしれない。新しい発見があってもうれしいし、以前から親しんできた雰囲気に安心してもうれしい。その両方を受け入れられる客席でありたい。

大きな挑戦を終えた人に、すぐ成果の説明を求めなくてもいい。努力のすべては外から見えるわけではなく、本人が言葉にする時期も本人のものだ。ファンが受け取れるのは、届けられた作品と、その場で見せてくれる姿である。だからこそ、今期のツアーでは経歴の大きさ以上に、一曲の中の具体的な一瞬を大切に見つめたい。

目黒蓮の声を待つ、音楽の聴き方

ライブへの期待を、まず声から考えてみたい。映像の印象が強いアーティストほど、姿に目を奪われがちだが、画面を見ずに曲を聴いてみると、いつもとは違う発見がある。声が入る場所、前のパートから受け継ぐ勢い、語尾の長さ、次の声へ渡す瞬間。歌割りの順番は、曲の流れをつくる大切な要素だ。

目黒蓮のパートを待つときも、そこだけを切り出すのではなく、直前と直後まで続けて聴いてみると面白い。なぜここでこの声が入ると気持ちが動くのか。明るい曲と落ち着いた曲では、同じ人の声がどう違って聞こえるのか。答えを専門的な言葉で説明できなくても、「このつながりが好き」と感じられれば、それは十分に豊かな聴き方である。

今期のツアーでどの曲が披露されるか、音源と違うアレンジがあるかは、現時点でこの記事から断定できない。だから予習用の曲を選ぶなら、実際のセットリスト予想としてではなく、自分がSnow Manを好きになった理由を振り返るプレイリストとしてつくるとよい。初めて買った作品、気持ちを支えてくれた曲、ダンスに驚いた曲を並べるだけでも、開幕を待つ時間が変わる。

会場では、音源で何度も聴いた声が、その日の空間の中で届いてくる。スピーカーから聞こえる音、周りの拍手、自分の緊張も重なって、記憶していた曲が別の表情を見せることがある。目黒蓮に会いたいという思いを、歌そのものへの期待につなげられたら、ライブの楽しみはきっと一つ増える。

ダンスは一人の動きと全体の形を行き来して見る

ドームのステージでは、ひとりの表情を追う見方と、全体の動きを眺める見方を行き来できる。大型スクリーンが見せる細かな表情と、ステージ上の配置がつくる大きな景色。その両方を同時にすべて見るのは難しいからこそ、何に目を向けるかによって、それぞれ違ったライブの記憶が生まれる。

ダンスを見るときには、手足の大きな動きだけでなく、次の姿勢へ移る途中にも注目したい。ひとつの振りが終わってから次へ向かうまでの重心の運び、立ち位置を変える歩幅、隣の人と並ぶ瞬間。こうしたつなぎの動作を見ると、パフォーマンスが単独の見せ場を並べただけのものではないことが分かる。

目黒蓮の姿をずっと追いたくなる日があってもいいし、ある曲だけは全体のフォーメーションを見ようと決めてもいい。どちらが正しい鑑賞法ということはない。大切なのは、他の人と同じ感想を持つために見るのではなく、自分の心が動いた場所を見つけることだ。見逃した部分があっても、その日の体験が失敗になるわけではない。

復帰への期待が大きいと、一挙手一投足に特別な意味を見つけたくなる。しかし、たまたま目が合ったように見えた場面や、短い笑顔から、舞台裏の関係まで決めつける必要はない。見えたものを楽しみ、見えていないことは想像として残す。その距離感があれば、ステージの魅力を素直に受け取りながら、メンバーへの敬意も保てる。

『AMENITY』と『ALL SUITE』から広がる想像

MENT RECORDINGは、6枚目のアルバム『AMENITY』を2026年10月7日発売と案内している。公式の作品紹介ではホテルマンという役割や、音楽を通じたもてなしが世界観の軸に置かれている。ツアー名の『ALL SUITE』にも、ホテルを連想させる響きがある。二つの名前を並べるだけでも、どんな空間へ案内されるのだろうという楽しみが生まれる。

ただし、タイトルやアルバムの説明から、実際の舞台装置や衣装を確定情報のように予告することはできない。ホテルのロビーを再現するのか、部屋を移動するような構成になるのか、あるいはもっと抽象的に音楽の居心地を表すのか。ここで挙げるイメージは、あくまで言葉から広がる想像であり、発表された演出ではない。

このテーマをファン目線で受け取るなら、豪華さだけでなく、迎えてもらう感覚にも注目したい。客席に着くまでには、仕事や学校、家の用事、移動など、いろいろな日常がある。その時間を持った人たちが同じ場所に集まり、数時間だけ音楽に気持ちを預ける。もてなしという言葉は、そうした一人ひとりの事情を包み込む可能性を持っている。

目黒蓮へ「おかえり」と伝えたいファンが、同時にステージから迎えられる。その関係を想像すると、一方が一方を待っていたというだけではないライブの姿が見えてくる。届ける人も受け取る人も、それぞれの場所で過ごした時間を持ち寄る。どんな演出になっても、そんな双方向の出会いを感じられる公演を楽しみにしたい。

出典:MENT RECORDING『AMENITY』作品情報

不在の時間も、グループの歩みの一部

ひとりが別の仕事に向き合っている間にも、グループの活動は続いていく。その時間を、次に全員がそろうまでの待機期間とだけ考えるのはもったいない。そこで初めて好きになった曲がある人もいれば、これまであまり注目していなかったメンバーの表現に気づいた人もいるだろう。見え方が変わることは、応援の対象がぶれることとは違う。

目黒蓮の帰還を喜ぶ記事であっても、他のメンバーをただ彼を待つ人として描くことは避けたい。一人ひとりには独立した仕事と表現があり、グループの中でも役割を担っている。個々の活動が重なることで生まれる厚みこそ、人数の多いグループを追いかける面白さの一つである。

そのため、今期のツアーで注目する変化も、目黒蓮一人に限定する必要はない。以前より気になる声が増えた、トークの受け答えが違って聞こえる、ある曲で別の人の動きに引きつけられた。そうした自分自身の発見を重ねていくと、「戻ってきた姿を見る」という入口から、「今のSnow Manを見る」という広がりへ進める。

再び同じ舞台に集まるとき、それぞれが以前とまったく同じ状態に戻るわけではない。過ごしてきた時間が違うからこそ、新しいバランスが生まれる可能性がある。ファンが愛してきた関係性を大切にしながらも、過去の形だけを正解にしない。その柔らかさが、次のステージを楽しむ余白になるはずだ。

トークで見たいのは、大きな発表より自然なやり取り

コンサートの楽しみは、曲と曲の間にもある。張り詰めたパフォーマンスの後に話す声を聞くと、同じ人なのに少し近く感じることがある。目黒蓮がメンバーと並び、誰かの話を聞いたり、自分の言葉を選んだりする時間にも、ファンは期待を寄せたくなるだろう。

とはいえ、そこで海外生活のすべてを語ってほしいとか、感動的な復帰の言葉があるはずだとか、あらかじめ場面を決めて待つ必要はない。人前で話せることと、まだ話せないことがあるのは自然だ。何気ない近況、曲についての短い話、思わずこぼれた笑い。大きな見出しにならないやり取りのほうが、後から長く心に残る場合もある。

トークを見るときに面白いのは、話している人以外の反応だ。相づちを打つ、少し間を置いて言葉を返す、別の話題へつなぐ。それぞれの反応によって、その場の空気が変わっていく。台本の有無や裏側の意図を想像して評価するより、その日に実際に届いた言葉の温度を楽しみたい。

ここで書いているのは、今期公演で特定のやり取りがあるという予告ではない。復帰をめぐる感動だけに焦点を絞らず、いつもの調子に感じられる時間も見逃したくないという期待である。特別な夜に、少し日常のような瞬間がある。その親しみやすさが、ライブを自分の思い出へ変えてくれる。

初めて目黒蓮をライブで見る人へ

俳優としての姿から目黒蓮を知った人にとって、グループのコンサートは新しい入口になる。役柄の印象が強く残っていると、歌って踊る姿や、仲間と話す様子に驚くかもしれない。これまで知っていた魅力と違うものを見つけても、どちらかを本当の姿と決める必要はない。表現の場所が増えるほど、好きになる理由も増えていく。

初めての参加で、全曲を知らないことを心配する人もいるだろう。予習は楽しみを広げる助けになるが、すべてを覚える試験ではない。まだ知らない曲に会場で出会い、帰宅してから探すのも、ライブならではの体験だ。周囲の盛り上がりについていけない瞬間があっても、自分が聞こえた音と見えた景色から楽しめばいい。

長く応援している人と、新しく興味を持った人では、同じ場面に重ねる記憶が違う。それは知識量の勝ち負けではなく、物語への入口の違いである。過去の出来事を知っていることで深まる感動もあれば、何も知らずに一曲に心をつかまれる新鮮さもある。どちらも客席にあってよい。

目黒蓮を目当てに見始めて、帰る頃には別のメンバーの名前も気になっているかもしれない。あるいは、最初から最後まで彼の姿を追い、より深く好きになるかもしれない。楽しみ方を先に決めすぎず、今の自分がどこに反応するかを確かめる。その自由さを持ってドームへ向かってほしい。

会場の大きさが生む、遠くても共有できるもの

ドームという大きな会場では、近い席だからこそ見えるものもあれば、離れた場所から全体を眺めて初めて分かるものもある。ステージ全体の光、客席の広がり、曲に合わせて動く空間。その中に自分もいると感じることは、画面越しとは別のライブ体験になる。

もちろん、もっと近くで見たいという気持ちは自然だ。せっかくの公演なのだから、目黒蓮の表情をはっきり見たいと思ってもいい。ただ、座席の距離だけで一日の価値を先に決めてしまうと、その場所で出会える景色を見つけにくくなる。スクリーンとステージを見比べたり、照明の変化を追ったり、自分の位置からできる楽しみ方を探したい。

歌を聴いているうちに、周囲の人と同じタイミングで気持ちが上がることがある。知らない相手と話さなくても、拍手の音から楽しさが伝わってくることもある。その一方で、静かに見ていたい人がいることも忘れたくない。同じ空間を共有することは、全員が同じ声量や動き方になることではない。

誰かのうちわやスマートフォンで見えにくくならないようにすること、通路や自分の座席の範囲を意識することは、隣の人の思い出を守ることにつながる。会場や主催者が示すルールに沿って楽しめば、自分の「おかえり」も、周りの人の喜びも、同じ場所で気持ちよく共存できる。

秋から新年へ、5会場をつなぐ日程

公式日程を会場ごとにまとめると、北海道の大和ハウス プレミストドームは10月30日、31日、11月1日の3公演。愛知のバンテリンドーム ナゴヤは11月26日から29日までの4公演。福岡のみずほPayPayドーム福岡は12月4日から6日までの3公演となっている。

東京ドームは12月23日から26日までの4公演で、京セラドーム大阪は年をまたいだ2027年1月4日から7日までの4公演だ。開演時刻は日によって異なるため、自分が参加する日を公式ページで個別に確かめておきたい。この記事の整理は10月5日時点の掲載内容に基づくもので、変更があれば主催者の案内を優先してほしい。

同じツアーでも、秋に初日を迎える人と、新年に参加する人では、そこまでの待ち時間が違う。仕事の区切りに重ねる人、学校や家族の予定と調整する人、年末年始の楽しみとして心に置く人もいるだろう。ひとつの公演日は、日程表の数字であると同時に、それぞれの生活の中にできる目印でもある。

遠征する場合は、会場名と最寄りの交通手段だけでなく、帰りの移動に余裕があるかも考えておきたい。終演後すぐ駅へ出られるとは限らず、公演の長さもここでは保証できない。特に最終便や終電に合わせる予定は、当日の案内を踏まえて判断する必要がある。楽しみな一日を最後まで気持ちよく過ごせるよう、無理のない計画を立てておこう。

日程を手帳やカレンダーへ入れるときは、公演そのものだけでなく、その前後に必要な時間も一緒に確保しておくと安心だ。移動の準備、持ち物の確認、帰宅後に休む時間まで含めて、一日の予定を考える。行きたい場所を詰め込みすぎず、会場で音楽を楽しむための余裕を残すことも、遠征の大切な準備になる。

開幕までに、好きだった一曲を聴き直す

待っている間にできることとして、過去の作品を一つ選び、いつもと違う順番で楽しんでみる方法がある。最初は音だけ、次は映像を通して、最後に気になった部分をもう一度。それぞれの段階で何が印象に残ったかを短く書いておくと、自分が目黒蓮やSnow Manのどこに引かれているのかが見えてくる。

最初に好きになった作品と、今よく聴く作品が違っていてもいい。生活が変われば、曲に求めるものも変わる。元気を出したいときに聴いていた歌が、何年か後には当時を思い出す歌になることもある。推しの歩みだけでなく、聴く側の時間も音楽の中に積み重なっている。

プレイリストには、盛り上がる曲だけを並べなくてもよい。移動中に聴きたい曲、帰り道に聴きたい曲、まだ十分に聴けていない曲を一つずつ選ぶと、ツアーを待つ期間に小さな流れができる。その選曲を友人と交換するなら、人気順やおすすめ順位を競うより、「自分はこの場面で聴きたくなる」と理由を添えると会話が広がりやすい。

新しいアルバムを聴くときも、最初からツアーでの使われ方を予想するだけでなく、一枚の作品として味わいたい。気になる音色、曲順の変化、聴き終えた後に残る気分。そこに目を向けておけば、後にライブで同じ曲と出会った際、音源と舞台の違いまで楽しめる。開幕前の時間は、ただ指折り数えるだけの時間ではない。

予習の最後には、あえて何も見ない時間をつくるのもよい。次々に情報を追い続けていると、自分が本当に楽しみにしているものが見えにくくなることがある。いったん画面を閉じて、今日一番耳に残ったフレーズや、もう一度見たいと思った場面を思い返す。情報を増やすだけでなく、受け取ったものを自分の中になじませる時間も、音楽の楽しみ方の一つだ。

現地へ行けない人にも、続いていく推し活がある

ドームツアーへの期待を語るとき、客席に入れる人の体験だけを中心にしないことも大切だ。チケットが取れなかった人、日程が合わない人、家計や体調、家族の事情で見送る人もいる。公演に参加できない寂しさは、簡単に別の楽しみに置き換えられるものではない。それでも、会場に行く回数だけが応援の大きさを表すわけではない。

誰かが参加する報告を見て、素直に喜べない日があっても、自分を責めなくていい。SNSから少し離れ、好きな曲だけ聴く日があってもいい。推し活は生活を豊かにするためのものなのだから、気持ちが追いつかないときまで周りの熱量に合わせ続ける必要はない。

今後、公式の写真、映像、配信や映像商品が案内されることがあれば、自分に合う形で楽しむ選択肢になる。ただし、この記事の時点で未確認の配信や商品を、必ず用意されるものとして期待させることはできない。発表されたものから選ぶという姿勢なら、存在しない予定に振り回されずに済む。

目黒蓮の次の表現を楽しみにする気持ちは、現地の外にもある。帰宅後に音楽を聴く数十分、通勤中に公式情報を読む時間、同じ人を好きな友人と話すひととき。それらも確かに応援の時間だ。大きな会場で起きる出来事と、自分の日常の中で育つ愛着。その両方がつながって、長く続く推し活になる。

感想を残すなら、「自分が見たこと」を大切に

今期のツアーが始まったら、目黒蓮の姿やSnow Manのパフォーマンスについて、多くの感想に触れる機会があるだろう。そのとき、自分の記憶と他の人の言葉が混ざらないように、まず自分が心を動かされたところを短く残しておくとよい。曲名をすぐ思い出せなくても、声、動き、照明、言葉など、手がかりだけで十分だ。

たとえば、「うれしかった」で終わらせず、どの場面でそう感じたのかを一文加えてみる。同じ曲でも、歌い始めに引きつけられたのか、全員の動きがそろうところに驚いたのか、終わった後の余韻が好きだったのかで、その人ならではの感想になる。上手な文章にしようとしなくても、具体的な記憶には力がある。

誰かの発言を書き残すときは、言い回しに自信がなければ、本人の言葉をそのまま再現したようにかぎ括弧で示さないほうがよい。聞き取れた範囲で趣旨をまとめ、正確な引用ではないと分かる形にする。感動したからこそ、一字一句を都合よく補わず、届いた言葉を大切に扱いたい。

公演内容をまだ知りたくない人への配慮も、感想を共有する際の思いやりになる。投稿の冒頭に内容を含むことを知らせる、写真や映像は撮影・公開が認められた範囲だけにする、他の観客の顔や個人情報を不用意に載せない。楽しかった記憶を伝えることと、次に見る人の楽しみを守ることは、両立できる。

公演後すぐに感想がまとまらなくても、焦らなくていい。翌日に思い出す表情や、数日後に急に聴きたくなる曲もある。短いメモを残しておけば、その時には言葉にできなかった気持ちを、後から丁寧にたどれる。すぐに投稿する速さより、自分にとって何が大切な夜だったのかを確かめることを優先したい。

「おかえり」の先で、今のSnow Manに出会いたい

目黒蓮が戻ってくるステージを想像すると、最初の登場だけで気持ちがいっぱいになるかもしれない。それはきっと、姿を見たいという願いの後ろに、会えなかった時間や、挑戦を見守っていた記憶があるからだ。何かを大切に待つという経験は、その人の日常の中に少しずつ場所をつくっていく。

けれども、今期のツアーの魅力を復帰という一つの出来事だけで説明しきる必要はない。始まってから届けられる一曲一曲、新しい作品の表情、ステージ全体の流れ、その日の客席との時間。最初の感動の先にも、受け取れるものはあるはずだ。目黒蓮を待っていた気持ちを入口に、今のグループが何を見せるのかまで楽しみにしたい。

「おかえり」という言葉は、以前と同じでいてほしいという願いだけではないと思う。違う場所で経験を重ねたあなたに、もう一度ここで会いたい。変わったところも、変わらないところも、自分の目と耳で受け取りたい。そうした開かれた気持ちを込めることもできる。迎える側が用意した筋書きに、本人を当てはめなくていいのだ。

そして、ステージに立つ人たちだけでなく、待っていた自分自身の時間にも目を向けてみたい。忙しい日を一つ越えるために、ライブの予定が支えになった人もいるだろう。なかなか気持ちが晴れない日にも、好きな曲を聴くことで少し呼吸がしやすくなった人がいるかもしれない。そんな日々を持って会場へ向かうこと自体が、一つの物語になる。

まだ幕は上がっていない。だから、今ここで実際の歓声や涙を描き足すことはしない。その代わり、幕が上がる日を待つ気持ちを大切にしておきたい。目黒蓮に会いたい。Snow Manの音楽を聴きたい。9人がつくるステージを、自分なりの視点で楽しみたい。その率直な期待が、この秋から新年へ続く時間を少し明るくしてくれる。

いつか今期のツアーを振り返るとき、開幕前に何を楽しみにしていたかも、きっと思い出の一部になる。期待どおりだった発見も、予想していなかった驚きも、どちらも受け止められるように。「帰ってきた」と喜ぶその先で、私たちは新しいSnow Manに出会う準備をしている。まずはその日を、温かな「おかえり」の気持ちとともに待ちたい。

← 推し活コラム一覧へ戻る